こんにちは、じんのんです。
前回、おっちゃんの会社で実際に起こったお話を、ほぼノンフィクションで記事にしました。
今回は、その後の続報をお伝えしたいと思います。
前回と同様に、デリケートなテーマでもあり、あくまでもおっちゃんの会社での実話をもとに記載しておりますので、記事に対しての批判や苦情は、一切スルーさせて頂きますのでご了承ください。
前回までのあらすじ
登場人物は、二人。
地方工場の責任者でもあるおっちゃんと、おっちゃんの部下にもかかわらず、おっちゃんよりも4つ年上の、部下ちゃんの二人です。
さかのぼること約3年前、本社からの強烈なパワハラにより、職場の部下ちゃんがうつ病になり、6カ月間休職しました。
その後、無事に職場復帰を果たすも、再び、本社からのパワハラ、いじめが激化し、部下ちゃんの様子がいっきにおかしくなりました。
いよいよ、地方工場全体が危機的な状況に追い込まれる中、おちゃんから部下ちゃんへこんな言葉を投げかけました。
しんどい時は、
- 休めばいいよ!
- 仲間に甘えるのもいいよ!
- 嫌なら逃げてもいいよ!
この言葉を聞いた部下ちゃんは、安どの表情を浮かべ、奥さんと家族会議を進めることに。。。
おっちゃんが考える結論は!
今回、おっちゃんが部下ちゃんに伝えた言葉です。
- 逃げるときは全力で!振り返っちゃダメ!
- 川下ではなく、川上の出来るだけ安全な所へ逃げる事!
- 過去を気にしても仕方がない
部下ちゃんからの告白
前回のやり取りから数日後、部下ちゃんが、少し吹っ切れた様子でこんなことを言ってきました。
部下ちゃん「先日の件でお話が。。。」
部下ちゃんの表情を見て、話の内容を察しました。
部下ちゃん「会社を辞めることにしました」
おっちゃん「そうか、分かった。」
部下ちゃん「申し訳ありません。」
おっちゃん「謝る必要はないよ。で、いつ?」
部下ちゃん「12月をめどに辞めます」
おっちゃん「うんうん、よく、決断したね。」
部下ちゃん「本当にすみません。この忙しい時に、みんなに迷惑をかけて。」
おっちゃん「辞める人が、そんなこと気にする必要はないよ。」
こんなやり取りの後、12月中旬の退職が決定し、有給休暇の消化に入った部下ちゃん。
30年にも及ぶ長い勤務の中で、有給休暇をまともに取得する事も無く、本当にまじめに勤務し続けてきた部下ちゃんなので、現在の有給もほぼ40日ほど残っています。
こんなにもまじめに取り組む社員が、30年近くのキャリアを捨てて辞める事を選択しなければならない会社の体制に、とても憤りを感じます。
部下ちゃんに伝えた言葉
部下ちゃんが、有給休暇に入ってからしばらくして、部下ちゃんが会社に顔を出しました。
部下ちゃん「ご迷惑をお掛けして、本当に申し訳ありません。」
おっちゃん「気にしなくて良いよ。で、今後について、方向は決まったの?」
部下ちゃん「年齢が年齢なので、厳しいですね~。」
おっちゃん「そっか~、でも、部下ちゃんの顔、ずいぶん良くなったよ。」
部下ちゃん「はははっ!有難うございます。」
部下ちゃんから笑みがこぼれます。
部下ちゃん「奥さんからは、一年ぐらい職訓(職業訓練学校)にでも通って、先ずはメンタルを直したらって言われましたよ~。ははは。」
おっちゃん「心の声(なんか、前向きで楽しそう)」
部下ちゃん「職訓に見学に行ってきたけど、10代、20代の若い子ばかりでした」
そう言いながら、部下ちゃんの表情が、かなり和らいでいるのが分かりました。
事務所でのやり取の後、仕事の引継ぎで現場に降りた時、それでも、部下ちゃんの目の前に繰り広げられる会社の現状(惨状)を見て、顔を曇らせながらこう言います。
部下ちゃん「本当に、申し訳ありません。。。自分が辞めることを選択しなければ。。。」
そんな部下ちゃんを見て、おっちゃんはこう言いました。
- 逃げるときは全力で!振り返っちゃダメ!
- 川下ではなく、川上の出来るだけ安全な所へ逃げる事!
- 過去を気にしても仕方がない
結論に至った理由
最後にもう一度だけ言うよ!
心や命が壊れそうなほどひどい会社、環境に対しては、
- 休めばいいよ!
- 仲間に甘えるのもいいよ!
- 嫌なら逃げてもいいよ!
そして、逃げると決めたなら、
- 逃げるときは全力で!振り返っちゃダメ!
- 川下ではなく、川上の出来るだけ安全な所へ逃げる事!
- 過去を気にしても仕方がない
先ずは、部下ちゃん自身が安全地帯に逃げ切ることを、全力で考えればよいと思います。
そして、「逃げる方向を間違わないように、川上の安全地帯に向かって逃げ切る事!」と伝えました。
正しい方向がどっちかなんて、やってみなければ分からないこともあるけど、だからこそ、自分の選択を後悔せず、前を向いて歩いて欲しいと思いました。
残ったメンバーは、自分たちで自分たちのことを考えるだけで、部下ちゃんには関係の無いこと。
おっちゃんも含めたそれぞれが、自分の人生の安全地帯を探して、ただ、前に進むだけなのだから、部下ちゃんは過去を気にせず、前を向いて一歩一歩進んで欲しいと伝えました。
それからこれは、退職を決意しているおっちゃん自身の不安を拭うため、気持ちを奮い立たせるために部下ちゃんに言った言葉、
おっちゃん「一年後、おっちゃんは転職先で必ず実績を残し、一人で現場を回せるようになる!、その時に部下ちゃんを呼んであげるから、一年間は職訓にでも行っときな!(笑)」
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
「それでは、ばいなら、ならいば~」
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